リンナイ製シャワー付きバランス式(=BF式)ふろがまRBF-ASBNの交換工事
名古屋市内でシャワー付きバランス式(=BF式)ふろがまRBF-ASBNの交換工事をさせていただきました。
いわゆる『バランス釜』です、若い方は使った事がないかもしれません。また私どもの業界内でも若い人には工事経験がない人が多いですね。BF釜の取替、取り付けには保安上の理由で国家資格が必要です。
▼既設(取替前):リンナイ製おいだき専用 旧タイプバランス釜RBF-ERSN
浴室内設置のバランス式ふろがまは浴室の排水が詰まらないように注意が必要です。
BF式ふろがまが冠水するとふろがま内部に水が入ってしまい、点火しなくなったり、故障したりしてしまいます。
現行品のBF風呂釜なら冠水した時に点火しなくなる安全装置が付いていますので、しばらく点火しない(安全装置が乾くまで点火しない)だけで済みますが、旧型のバランス釜だと風呂釜の内部が焼損する場合があります。
今回まさに浴室の洗い場の排水詰まりで風呂釜が冠水し、風呂釜内部が焼損していました。
バランス釜は構造上ふろがま本体が冠水すると本体の中も同じ水位まで水が入るため故障してしまいます。
新しいバランス釜でも同じ構造ですので、そもそも排水詰まりが原因で故障した場合だと『新しい風呂釜に買い替えてもすぐに点火しない』という事になってしまいます。
風呂釜を冠水させないためには、こまめに浴室の排水口を掃除していただく事のほか、浴槽の水を『とにかくゆっくりと』抜くようにご注意ください。
具体的には浴槽の排水栓(=オケ栓)を抜いてしまうのではなく、抜いてから斜めにして浴槽の排水穴の所に置いておくなどしていただければと思います。
▼取り替え完了:リンナイ製シャワー付きバランス式ふろがまRBF-ASBN
施工費、必要部材について
今回の工事の施工費は標準取替工事費+給水工事費(既設がシャワー無しタイプだったため)です。
必要な商品、部材は【ふろがま本体】+【LL型給排気トップ】です。
バランス式(=BF式)ふろがま取替工事の注意点
BF式風呂釜は給排気筒(=給排気トップ)の種類が多く、適切な給排気トップを取り寄せておく必要があります。そのため事前の現地確認を慎重におこなっています。
今回の工事では標準給排気筒トップではなく『LL型給排気トップ』を使用しています。
どの給排気トップが必要かは現地にお伺いして確認させていただいています。(お見積もり無料です)