ガス給湯器取替時に排気カバーを
付ける必要がある場合、付けた方が良い場合。
ガス給湯器を取替える際に(現在ついていなくても)排気カバーを付ける必要がある場合と、付けた方が良い場合があります。
排気カバーを付ける必要がある場合
排気ガスによる火災防止のため、排気ガスの吹き出す方向へ60cm以内に可燃物がある場合は設置基準で排気カバーを取り付けて排気方向を変える必要があります。
排気カバーには横方向に排気方向を変更するタイプと上方向に排気方向を変更するタイプがあります。
その際、窓などの建物開口部とも離隔距離が必要で、設置状況に合わせて適切な方を選択する必要があります。
排気カバーを付けた方が良い場合
それに対して排気カバーを付けた方が良いのは下記の場合になります。
- 60cm以上距離は取れているが隣地へ排気ガスが流れていってしまう場合
- 据置設置の給湯器で、給湯器の前にブロック塀があって排気ガスがたまりやすい場合
1.のケースでは隣家から排気ガス臭にクレームが来る場合があり、できれば取り付けた方が良いと思います。
2.のケースでは、ブロック塀は可燃物ではないので60cm取る必要はないのですが、給湯器が自分の排気を給気してしまい、排気ガスに含まれている水蒸気で給湯器内部が早く腐食してしまいます。