据置式の給湯器を取り替えるときに、壁掛け設置にする事を避けた方が良いケースがあります。

  1. 建物の壁がパネル式の場合に壁掛け設置にすると共振音が出る場合があります。
  2. 建物の壁がALCの場合に壁掛け設置にすると共振音が出る場合があります。
  3. 配管の立ち上がり位置が壁から離れている場合に壁掛け設置にすると配管の立ち上がり部でつまずく可能性があります。

▼建物の壁がパネル式のため専用据置台を付けて取替えた例

共振音が出る場合があるので据置設置(ふろ給湯器取替時の注意点)

据置台分だけかさ上げされますので給湯器本体の冠水対策にもなります。

壁掛け設置した方が少し安上がりで工事も楽なのですが、当社では基本的にパネル壁とALC壁で既設の給湯器が据置設置の場合は、据置設置での取替をおすすめしています。

例外として隣地との隙間など狭い場所に給湯器が設置されている場合は、壁掛け設置にした方が隣地との距離を少しだけ多く取れますので、デメリットもご説明の上、壁掛け設置にする場合もあります。

もし壁掛け設置にして共振音が出てしまった場合、リンナイとノーリツには『防振壁掛け金具』という部材があります。ただし防振壁掛け金具は一度給湯器を取り外さないと取り付けできないため、後から取り付けるのはちょっと大変です。