ビルトインコンロやガス給湯器を取替える場合、
必ず2回ガス漏れ検査をします。
ガス工事をする時には正しく(正確に)ガス漏れ検査をする必要があります。基本中の基本です。
ガス工事をする時の正しいガス漏れ検査は、工事着工前に1回、工事完了後に1回の計2回、ガスメーターの元バルブを閉めて所定の圧力まで加圧し、総当たりで、圧力計で検査します。
時々『ガス漏れ検知器』で『ガス漏れ検査をしました』とか書いてある業者さんがありますが、『ガス漏れ検知器』はガス漏れ箇所を特定するための測定器で、ガス漏れを測る測定器ではありません。
また加圧せずに供給圧力(約2キロパスカル)で気密検査をしても正しくガス漏れ検査はできません。私どもプロの有資格者がガス工事をする時は供給圧力の約1.5倍(3キロパスカル)に加圧します。(そうしないと正確にガス漏れ検査ができないため)
もし工事着工前にガス漏れ(気密不良)があった時はすぐにガス供給会社(当社の場合は東邦ガスさん)の所定の部所へ連絡します。ガス会社は漏れている程度により、緊急対応してくれます。
着工前に漏れが無くて工事完了後にガス漏れしていたら自分の施工したガス配管のどこかに不具合がある訳です。
さすがに自分で施工したガス配管で漏れる事はまずありませんが、ガス漏れ検査は既設の古くなっているガス配管からガスが漏れていないかを確認をする作業でもあります。
残念ながら正しくガス漏れ検査をしているかどうかは施工業者によります。(そもそも無資格の業者さんは正しい検査もなにもありませんが)
当社の場合(新設ではなく)取替工事が多いため、1か月に1件以上は既設管のガス漏れ疑いでガス会社へ連絡しています。このような地道な作業によりガス事故を未然に防止する一助にもなっているかなと考えています。